まず、受託開発と常駐開発の違いに関して、ざっくりとですが。
受託開発:依頼された作用を持ち帰り作業する
常駐開発:発注先の会社に常駐する形で作業を行う
■受託開発の主な流れ
目次
発注会社と、打合せを行い、作業時間や技術的難易度などにより開発コストを見積もり、発注書と同時に作業にとりかかる、主に期限が決まった納品が発生する。
受託開発のデメリット
- 納品が決まっているというストレスを抱えてしまう。
- 見積もり時の制度が求められる。
- 企画が変更になるなどの横ブレに弱い
- 営業活動にコストがかかる
受託開発のメリット
- 時間と場所に縛られず作業が出来る
- 作業実績がある開発案件などは、工数も読みやすいので結構楽である
- まとまった金額が見込める
- 複数の会社とお付き合いが出来て、収入源のリスク分散しやす
受託開発の3つのコツ
1.発注側とのコミュニケーションにコストをかけるというのが成功の鍵
開発着手前には、かなならず要件定義というフェーズを踏むので、その際にプロジェクトへの思いや、要望・希望はもちろん、雑談も含めた温度感の確認など必ず、先方と仲良くなりましょう。
2.どこで作業が完了するかを明確にする。
僕の場合は、主に要件定義〜設計段階で、テスト仕様書を作成します
「このテストが問題なければ、作業完了で良いですよね?」
「このテスト以外の機能が生じた場合は別途見積もらせてもらってもいいですか?」
という約束を取り付けます。ここであまり押し付けがましく言うのではなく、優しく乗りよく♪ それ以外は、「次のフェーズでやりましょう♪」を合言葉に乗り越えましょう。
3.値段のディスカウントには対応しない
金額を下げてくれなどの対応を迫られることがよくあるのですが、値段を下げると開発者のモチベーションが下がり、結局のところビジネスパートナーとして気持よく長いお付き合いが出来なくなってしまいます。
「機能を減らすことで、お値段の調整をさせてもらってもいいですか?」という対応でなんとか逃げ切りましょう、あまりしつこいようであれば勇気をもってお仕事を断りましょう。
値段に納得してくれて、作業が開始したら、ちょっとした機能をつけてあげたり、先方のシステム的な悩みの相談に乗ったりと、「おまけ」を付けて発注に対するお礼をし示してあげるのも良い関係性を保つコツです。
■常駐開発の主な流れ
ざっくり言うと時給の高いバイトに近い感覚です。発注先に常駐すると言う形で作業が進んでいくので、他の社員と何ら変わらないスケジュール感で日々作業します。
常駐開発のデメリット
- 場所と時間を拘束される
- 開発をコントロールしにくいので、場合によっては激務になる可能性もある
常駐開発のメリット
- 安定した収入が見込める
- 基本的に納品は無いのでストレスが無い
常駐開発の3つのコツ
1.常駐の期間が3ヶ月〜6ヶ月以内の案件に常駐する
フリーランスエンジニアの最大のリスクヘッジは顧客との接点ですので、特にフリーランスエンジニアになりたての頃は、短くいろんな会社さんとお付き合いするようにしましょう。
2.フリーランスこそキャリア設計を考える
通常のキャリアであれば、同じ会社で3年間やりきったという実績は評価に値しますが、フリーランスエンジニアが「同じ会社で同じ作業を3年間」と言うのは非常にキケンです。フリーランスエンジニア程、仕事を選べる状況にいる職種はあまりないと思います。どこでどんな経験値があるかがフリーランスエンジニアとしての価値あるキャリであると考えるので、なるべく多種多様なポジションや職種を経験するのをオススメします。
3.いい営業マンを味方につける
フリーランスエンジニアは営業のプロではありません、フリーランスエンジニアは会計のプロではありません、ので迷わずプロにアウトソースしましょう。
ちょっと宣伝っぽくなりますが、弊社(株式会社adan)は、フリーランスエンジニアのキャリアアップを親身に考える、フリーランスエンジニアのキャリアコンサルタントを目指しています。僕自身が開発者であり元フリーランスエンジニアであるからこそ、これからスタートを切るフリーランスエンジニアの気持ちがよくわり、もっといい選択肢を提示できると自負しております。
また、弊社は会計のプロもおりますので、もしフリーランスエンジニアとして活動する際は、月額:5千円〜1万円程での事務会計処理を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
企業の情報やエンジニアとしてのキャリアアップの方法、現在の待遇(給料・報酬)、未経験からのステップアップ方法などのご相談を受け付けています。
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