インターネットの普及とスマートフォンの普及拡大にともない、アプリ開発の需要は年々高まっています。
フリーランスで、「アプリ開発案件を受注したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
一方で、仕事を受注するにあたり、案件のトレンドやそれらの報酬相場は気になるところですよね。
今回は、アプリ開発案件のトレンドや、どんな言語を使った案件が多いのか、報酬相場などをまとめてみました。
アプリ開発、どんな種類がある?
目次
一口にアプリ開発といっても、AndroidやiPhoneなどのスマホアプリ開発、
WindowsやMacなどのパソコン上で動作するデスクトップアプリ開発、
インターネットを介して使用し、スマホやパソコン問わず利用できるWebアプリ開発と、様々な種類があります。
デスクトップアプリ開発案件は減少傾向の一方で、スマホアプリ開発とWebアプリの案件は増加傾向にあり、
最近では、スマホアプリとWebアプリが連動したハイブリッドアプリという方式のアプリ開発も主流になってきています。
今回は、スマホアプリの開発に焦点を当ててお話ししていきたいと思います。
★Webアプリケーション案件を検討されている方はこちらの記事もオススメです!Webアプリ開発、どんな案件が狙い目?言語・案件別年収比較【2019年版】
スマホアプリ開発に使える言語は?
スマホアプリの主要なプラットフォームといえば、Android・iOSです。
以前であれば、Androidアプリ開発といえばJava、iOSアプリ開発といえばObjective-Cといったように、言語が特定されがちでしたが、
スマホアプリ開発の需要増加とともに、対応する言語が増えています。
Androidアプリ開発に使える言語
Androidアプリの開発では、依然としてJavaがもっとも利用されているものの、JavaScript、C#などの言語でも開発が可能となっています。
Javaを利用したアプリ開発では、Googleから無償提供されている「Android Studio」が使用できます。
UIデザイナーも統合されているので、XMLを書かずとも画面の設計が可能です。
「Cordova」などのフレームワークを利用すれば、JavaScriptでもAndroidの開発が可能です。この場合は画面の設計はHTMLとCSSを用いて画面の設計を行います。
オープンソース化やXamarinプロジェクトなどによりクロスプラットフォーム化が進んでいるC#では、Androidアプリの開発だけでなく、iOS、Webアプリなど様々なアプリケーションの開発が可能になっています。
統合開発環境であるVisualStudioの利用ができ、統合されたUIデザイナーで画面設計が可能です。
iOSアプリに使える言語
当初は、Objective-Cが開発言語として規定されていましたが、現在はSwiftを用いた開発に徐々に移行されています。
これからiOSアプリ開発に挑戦しようという方は、Swiftを利用することをオススメします。
Swiftは、オブジェクト指向をベースに関数型などのモダンな機能も取り入れており、Objective-Cの独特の構文などの使いにくさを改良した言語になっています。
ただし、Swiftの開発には、MacアプリであるXcodeの利用が必須となるため、Macでしか開発ができないので注意です。
Androidアプリと同じく、iOSアプリにも「Cordova」などのフレームワークがあるので、JavaScript+HTML+CSSでの開発が可能です。
また前述のようにC#でもiOSアプリの開発が可能です。
統合開発環境であるVisualStudioはMac版もあるので、WindowsでもMacでも開発が可能となっています。
スマホアプリ案件のトレンドや報酬相場は?
案件の特徴としては、これまでアプリ開発の案件といえばゲーム関連の案件が多かったのですが、最近ではゲーム以外の案件も増えてきている点がポイントです。
気になる報酬ですが、スマートフォンの普及による需要増に対して、まだまだアプリ開発のエンジニアの数が足りていない状況のため、他の案件と比較するとアプリ開発案件の単価は高い傾向にあります。
Android/iOSアプリ開発案件の報酬相場は、月70~80万円程度が相場となっています。
まとめ
現在、アプリ開発の経験者自体が少ないため、Androidアプリ開発であれば、Javaの経験(2~3年程度が望ましい)があればアプリ開発未経験でも比較的案件を獲得しやすい状況です。
一方で、iOSアプリ開発案件であれば、Swiftの実務経験が半年程度でも十分に案件の獲得が可能な状況になっています。
Swiftは、プログラミング言語別給与ランキングでもトップ3に入るなど、実務経験に対して、高単価を得られる狙い目の言語といえます。
参入障壁が低めな今がアプリ開発に挑戦するチャンスかもしれません。
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