Androidアプリ開発|どんな案件が狙い目?案件獲得のコツ

アプリのリリースの敷居が低いことや開発が安いこと、Javaなどの汎用性の高い言語で開発することが可能であることなどから、iOSアプリに比べて開発がしやすいと言われているAndoroidアプリ開発。

日本でも、2018年8月にMMD研究所による「モバイルデバイスシェア調査」では、Androidの利用者数がiOSを上回ったと発表されるなど、今後も世界中でシェアの拡大が見込まれるAndroid向けのアプリケーションの開発に興味がある方も多いのではないでしょうか?

今回は、Androidアプリ開発の案件の傾向や、必要なスキル・経験、報酬・案件単価についてまとめてみたいと思います。

Androidアプリの開発のポイント

まずはじめに、Androidアプリの開発に必要な基本的な知識について確認しておきましょう。

Androidアプリ開発で使う言語

Androidアプリの開発では、依然としてJavaがもっとも利用されているものの、2017年にGoogleがAndroidアプリ開発のプログラミング言語としてKotlinを追加する発表してからは、Kotlinがそのシェアを急激に伸ばしています。
A
他にも、JavaScriptやC#などの言語でも開発が可能となっています。

今大注目の言語、Kotlinとは?

Kotlinは、JetBrains社が2016年にリリースしたオブジェクト指向のプログラミング言語です。
Javaと100%の互換性をもつ点が特徴の一つです。
KotolinとJavaはお互いのソースコードから自由に互いのソースコードを呼び出して使うことができるので、既存のJavaのコードを生かしながら、Kotlinを開発に取り入れるといったことも可能となっています。

また、Javaと比べて、より簡潔なソースコードで済むように設計されている点が特徴です。
最近のモダンなプログラミング言語の仕様を取り入れていることから、学習コストも比較的低いと言えるでしょう。

Androidアプリの開発言語として採用され、今後ますます案件が増えてくることが予想されるため、Javaの開発経験を活かしつつ、経験の幅を広げるという意味でもKotlinはオススメです。

Androidアプリの開発環境は?

現在、開発環境としてはGoogleから無償提供されている「Android Studio」を使うことが一般的です。WindowsでもMacでも使用可能となっています。

※C#を使っての開発の場合は、マイクロソフト社が提供している統合開発環境である「VisualStudio」を使用します。

Kotlinの開発元でもあるJetBrain社が開発した、「IntelliJ IDEA」をベースに使われていることもあり、すでにAndroid Studio3.0以降では、デフォルトでKotlinのサポートにも対応しています。

加えて、実機での確認用にAndroid端末を1台準備しておきましょう。

作成したアプリを公開する

作成したAndroidアプリはGooglePlayで配布することができます。
GooglePlayに出品するには開発者として登録が必要です。

iOSアプリを配信するには、年間11,800円でDeveloperIDを取得する必要がありますが、GooglePlayでの配信の場合は、最初に25$かかりますが、その後は期間や回数無制限でアプリをの配布が可能となっており、非常に安価で済む点がメリットといえます。

Androidアプリ開発のトレンド

以前はゲーム系tの案件が多い傾向にありましたが、最近では地図情報アプリやコミュニケーションツール、情報配信系のアプリなど、非ゲームの様々な案件に携われるチャンスがあります。

どんな案件を選ぶか、という点に加えて、長期的な開発案件か、短期的な開発案件かという点も案件を選ぶ際には押さえておいたほうが良いでしょう。

長期間の開発の見通しがある案件の場合、数ヶ月単位の契約で、安定した収入源の確保ができるという点がメリットと言えます。

一方で、次回リリースまでの開発案件など、短期間での開発案件の場合、リリース後その企業の別プロジェクトへのアサインといった機会を検討してもらえる場合もあるので、コネクションを作って、様々なキャリアを積むチャンスが得られるかもしれません。

Androidアプリ開発の案件獲得に必要な経験・スキル

現在、アプリ開発の経験者自体が少ないため、Androidアプリ開発であれば、Javaの経験(2~3年程度が望ましい)があればアプリ開発未経験でも比較的案件を獲得しやすい状況です。

さらに、下記のような経験やスキルをアピールできると案件獲得の可能性がより高まったり、より高単価での受注ができる可能性があります。

  • 要件定義・設計への対応やディレクション・マネジメント力
  • Androidアプリ開発の知識に加えてUI・UX周りの知識があること
  • Androidアプリに限らない、アプリ開発全般における知識
  • アジャイル開発などの開発効率を上げるための手法に詳しいor経験がある

Androidアプリ開発案件の相場は?

Androidアプリ開発案件の相場は【40〜80万円/月】と経験によってかなり単価にばらつきがあります。
また、発注元の企業の規模によっても単価が変動します。

一般的に大手企業の方が、単価や条件が良い場合が多く、実務経験年数が一定以上ある場合(5年以上など)には月単価100万円を超える案件も存在します。

Javaの経験があれば案件の獲得自体は難しくないですし、経験年数に比例して報酬も上がっていく傾向が高いので、アプリ開発未経験からでもまずは挑戦してみてスキル・経験を上げていくのが良いと思います。


プロに聞いてみる
株式会社adanはエンジニアのキャリアに真剣に向き合っています。
企業の情報エンジニアとしてのキャリアアップの方法、現在の待遇(給料・報酬)未経験からのステップアップ方法などのご相談を受け付けています。
お気軽にお問合せください。