自分らしい働き方ができる、会社に属するよりも自由な働き方ができるというイメージが強いフリーランスですが、実際には大変なこともたくさんあります。
イメージだけでフリーランスになると、「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔することにもなりかねません。
僕も、社会人1年目でフリーランスエンジニアとして独立して、試行錯誤しながら実際苦労したこともたくさんあります。
フリーになったけれど上手くいかなくて後悔している人、これからフリーランスへの転身を目指す方向けに、フリーランスとして活躍するためのポイントをまとめてみました。
フリーランスよくある悩みとその対処法
目次
これまで大勢のフリーランスの人と話をしていて、多くの人がぶつかるのが「案件がない」「思うように稼げない」「忙しすぎる」という3つの問題です。
それぞれについての原因と対処法をまとめてみました。
案件がない
フリーランスとして独立したものの、思うように案件が受注できない。
こういった場合は、以下のような原因が考えられます。
- 営業活動が苦手
- 継続発注できる仕組みができていない
前職のつながりや人脈などで紹介をもらえる場合は、積極的に活用しましょう。
そういったコネクションがない場合には、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングを利用する、レバテックフリーランスなどのフリーランス支援サービスに登録し、案件の紹介を受けるといった方法があります。
また、できるだけ続けて発注をもらえるような動きをしていくことで、営業活動をしなくても、安定した収入を作りやすくなります。
案件を「こなす」だけ、言われたものを作って納品しているだけではもったいないです。
本質は何か?なぜそれをしたいのか?を聞いた上で、「こっちの方がベストです。」という提案をしていくことを意識しましょう。
また、他にもこういうのやっといた方がいいんじゃない?と、次のニーズを引き出すためにお客さんのこと、業務の状況をヒアリングして、提案していくとプラスαで案件を受注できる可能性が高まります。
→大手企業のフリーランス案件を紹介できます。案件にお悩みならぜひご相談ください
稼げない
思ったよりも稼げなくて、生活に余裕がないという場合は、以下のようなことが原因の場合が多いと思います。
- スキルが足りない
- 目の前の案件だけに集中してしまい、3ヶ月先・半年先の収入の見立てを立てられていない。
- タスクを把握、コントロールできていない
- 継続発注の仕組みができていない
スキルが足りないことが原因であるとしたら、できる案件をこなして、一つずつ経験・スキル・実績を積み上げていくことで、将来的には必ず稼げるようになるので、焦らずに続けることが大切です。
フリーランスの場合は、自己管理がマストです。
自分自身で3ヶ月先、半年先、1年先の将来の収入の見立てを立てて、タスクを把握・マネジメントするスキルが必要になります。
目の前の案件のことだけでなく、会計や経営といった視点で、自分自身の状況を客観視する時間を作りましょう。
スキルを磨くだけでなく、「ビジネス」に興味を持ち、どうやったら収益をあげることができるのか、儲かるのかという視点を合わせて持つと良いと思います。
フリーランスエンジニアが年収をあげるコツを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
フリーランスエンジニアの年収はどれぐらい?年収アップのコツも解説
忙しすぎて休みがない
時間や場所に縛られない、自由な働き方に憧れてフリーランスになったのに、実際は会社員よりもハードワークで体を壊してしまいそう。という悩みも多いです。
原因としては以下のようなことが考えられます。
- 必要以上に仕事を詰めすぎていないか?
- 受注する前に、稼働イメージができているか?
「稼がないといけない!」という焦りから、必要以上に次から次へと案件を受けてしまい回せなくなってしまう。
案件を受けて見たら、思っていた以上にクライアントの要望が高く、工数のかかる難しいプロジェクトだった、、といった失敗をしているケースが多いです。
複数の案件を抱えて忙しい時ほど、スケジュールや納期をしっかり逆算して、タスクの優先順位を意識することが必要です。
フリーランスエンジニアに必要な素養
フリーランスのエンジニアとして活躍するためには高いスキルや豊富な知識ももちろん必要ですが、それ以外にお客さんとのコミュニケーション力もかなり重要です。
一人のエンジニアとして、お客さんから信頼を獲得すること、良い関係値を築けると、継続の依頼ももらいやすくなるし、紹介をいただける機会も増えるので営業せずとも案件がある、という状態を作ることができます。
フリーランスとして活躍するためのスキルセットについて以下の記事でも詳しく解説しています。
フリーランスに向いていない人
年収を安定させたい、技術を突き詰めるのが好きと考える人にとっては、フリーランスという道はもしかしたら向いていないかもしれません。
当たり前ですが、正社員と違ってフリーランスの場合、毎月同じ収入が継続的に入るという保証はありません。
自分自身で収入を「作る」ということに関心や覚悟を持っておくことが大事です。
また、フリーランスは基本的に「できることでお金を稼ぐ」という側面が強いです。
技術やスキルの幅を広げようと思って、未経験の案件に挑戦する場合には、当然ですが、案件の単価は低くなり、結果収入も低くなってしまいます。
会社員の方が、次のプロジェクトで、新しいフレームワークや人気の開発スタイルを取り入れてみようといった提案やチャレンジはしやすいのではないかと思います。
覚悟を持ってフリーランスを楽しもう
ここまで色々とお話してきて、「フリーランスってやっぱり大変そう。。」と不安に思われた方も多いかもしれません。
フリーランスになるということに一定の覚悟を持って臨む必要はあるでしょう。
一方で、終身雇用制度は崩壊し、会社に入ったら一生安泰という時代も終わろうとしています。
会社に依存せず、自分自身で稼ぐ力を持っておくということはこれからますます必要になります。
フリーランスや起業をして、自分自身で稼ぐという選択肢は今後さらにスタンダードになっていくではないでしょうか?
どうやって行動して、どうやって稼ぐのか、自分で道を決められるということはフリーランスの大きなメリットです。
年収はもちろん、自分自身で可能性を広げていけるという意味で、ぜひ多くの方にフリーランスを目指してもらいたいと思います。
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