エンジニアが副業で稼ぐ方法と気をつけるべき落とし穴

副業を考えているエンジニア向けに「どんな仕事がある?どれぐらい稼げる?」
「どうやって探せばいいの?」という疑問から、副業する時に気をつけるべきことをフリーランス歴10年の筆者が解説します。

エンジニアにオススメの副業と案件相場

まずは、エンジニアにオススメの副業と、その単価の相場をご紹介します。

エンジニアのスキルで稼ぐ

  • 平日夜と土日で稼働できる開発案件を受ける
  • スクール講師
  • スポットコンサル

効率よく稼ぎたいなら、プログラミングスキルを生かした副業がおすすめです。

開発案件を受けるというのが初めに思いつく手段ではありますが、実は単価や納期、タスクの見積もりなどが難しかったりするので上級者向けかもしれません。

単価についても、クラウドワークス等では2〜3日の開発に対して単価4〜5万。企業から受の場合は、週4〜5時間の稼働で15万〜16万円程度で依頼いただけるケースもあり、言語やプロジェクトによって大きく開きがあります。

次におすすめするのは、スクール講師のアルバイトです。
オンラインプログラミングスクールの講師の報酬を調べてみると、サービスによって違いがあるものの、時給換算で1500円〜2500円程度から可能なようです。
また、求められるスキルもスクールによって違いがあるものの、開発経験1年ぐらいからチャレンジ可能な案件もありました。

また、最近では、ビザスクやタイムチケットといったスポットコンサルのお仕事もあります。
空いた時間を利用して、自分のプログラミングの知識やスキルを人に教えるという稼ぐという方法です。

エンジニア以外のスキルで稼ぐ

  • 技術系記事のライティング
  • 自分でメディアやYouTubeを運営する
  • 週2日OKのアルバイトをする

ちょっとした気分転換もできるし、エンジニア以外の仕事で副業したいな…という方には、上記のような副業もおすすめです。

ライティングの仕事は、通常は1文字0.8〜1円前後の案件が多いですが、エンジニア系の技術記事の場合、専門的知識を持っているライターが少ないので、報酬は上がりやすい傾向にあります。
一概には言えませんが、1文字3〜8円前後、1記事7000円〜2万円で募集が出ています。

2つ目の方法は、自分でブログメディアやYoutubeを作って運営するという方法です。納期などはないので自分のペースで進められる点はメリットですが、一定の規模感まで大きくできなければ収入は得られないという側面もあります。
最近は、マナブさんや、やまもとりゅうけんさんなどフリーランスエンジニアとして活躍しつつ、ブログやYouTubeで収入を稼いで成功していらっしゃる方も出てきています。

3つ目の方法は、土日のみでOKのアルバイトをするという方法です。カフェでアルバイトをするなど、気分転換できたり、自分の好きなことをするのがおすすめです。

エンジニアの副業の探し方

では次に、上記で紹介した副業を「どこで、どうやって見つけるのか」を紹介していきます。

  • クラウドソーシングを利用する
  • 友人知人から紹介をもらう
  • オンラインサロンなどのコミュニティを利用する
  • エージェントに依頼する

手軽にすぐ見つかるのは、最初の「クラウドソーシングを利用する」という方法です。
手軽にみつかる一方で、報酬単価が低い案件も多く、かかる工数に対して稼げない…というデメリットがあるので注意が必要です。

友人・知人などコネクションで直接紹介をもらえる場合は、納期やコミット時間なども相談できる場合が多いですし、クラウドソーシングに比べて単価も安定してるのでおすすめです。

コネクションで案件を受けるはまだ難しい…!でも、できるだけ高く・安定した報酬が欲しい!という場合は、オンラインサロンなどのコミュニティを利用して仕事を受ける、エージェントに相談してみるという方法もあります。

ただし、エージェントを使う場合は、平日2〜3日の勤務を求められる案件が多いので、その点も事前に確認しておきましょう。

エンジニア未経験から挑戦できる副業はある?

ここでは、エンジニアとして実務経験はないけれど、スキルアップもかねて副業でプログラミングの仕事を受けたい!という方向けにお話をしたいと思います。

エンジニアとして実務経験がないという場合は、コネクションで受注する・エージェントに相談するという選択肢で副業を見つけることは難しいといえます。

クラウドワークスなどで、案件を受注していき、アピールできる経験を積み上げていくのが現実的です。

とはいえ、副業で、エンジニアを選ぶ場合、絶対的にプログラミングを学習する時間が短くなってしまいます。
結果、本業としてエンジニアをやっている人と比較してスキル面の上達が遅くなってしまい、いつまでたってもエンジニアとして稼げない、挫折してしまう。という失敗も実は多いです。

もし、将来的にエンジニアとして自立したい、食べていきたい!と思うのであれば半年・1年でもいいので、本業として未経験から受け入れてくれる企業に入社して実務経験を積むことをおすすめします。

エンジニアが副業をする時に気をつけるべきこと

エンジニアに限らずですが、副業で稼ぐことに集中してしまい、本業がおろそかになってしまう方が一定数いらっしゃいます。

その結果、本業でも収入が上がらず、とはいえ副業にかける時間を増やすこともできないので、副業でもいまいち稼げない…という負のループに陥ってしまうことも。

「稼ぎたい」ならまずは本業に全力でコミットし、成果を出して収入をあげることをおすすめします。
その結果、副業でもその経験が評価され、お仕事をもらいやすくなると思います。
もしくはフリーランスとして独立することもおすすめです。

もし、エンジニアを続けるのがしんどくて、別の道を検討するために副業しているなら、思い切って転職するのもアリです。

副業をすることで、オンオフがなくなり疲弊して、結果自分にとってマイナスになることも。
バランスとなんのためにやるのかが大事です。


プロに聞いてみる
株式会社adanはエンジニアのキャリアに真剣に向き合っています。
企業の情報エンジニアとしてのキャリアアップの方法、現在の待遇(給料・報酬)未経験からのステップアップ方法などのご相談を受け付けています。
お気軽にお問合せください。