webエンジニアに資格って必要?おすすめ資格10選

エンジニアは資格よりも経験が評価される職種

まず前提としてお伝えしておきたいのは「資格をとること」はあくまで手段であって目的ではない、ということです。

資格を取得したからといって、必ずしもエンジニアとしての評価や報酬が上がるというわけではありません。

エンジニアは「プロダクトを作ること」が仕事です。
知識を持っていることよりも、お客さんや会社が求めているアウトプットを出せることの方が評価されます。

そのことを念頭において、資格を取ることをゴールにするのではなく、取った資格を実務に生かすことを目的にして欲しいと思います。

Webエンジニアにおすすめの資格

Webエンジニアの業務と親和性の高い、おすすめの資格は以下です。

IT全般の知識が深まる資格
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者

ITパスポート

AI、ビッグデータ、IoT といった新しい技術やアジャイル等の新しい手法に関する知識だけでなく、経営戦略、マーケティング、財務、法務などの経営全般の知識、セキュリティ、ネットワークなどの知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識が問われる。

  • 運営元:IPA 情報処理推進機構
  • 試験実施日:全国の試験会場で随時実施
  • 受験費用:5700円(税込)
  • 合格率:51.7%(H30年実績)

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基本情報技術者試験

ITエンジニアに必要な基本的知識が身につく資格。
情報技術全般の知識の他、システくの設計・開発・運用に必要な知識が網羅的に出題される。

  • 運営元:IPA 情報処理推進機構
  • 試験実施日:4月・10月の年2回
  • 受験費用:5700円(税込)
  • 合格率:25.7%(令和1年実績)

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応用情報技術者試験

基本情報技術者は、ITエンジニアの基本的な知識を問うのに対し、応用情報技術者試験では、技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力とシステム開発、IT基盤構築などの応用的な知識について出題される。

  • 運営元:IPA 情報処理推進機構
  • 試験実施日:4月・10月の年2回
  • 受験費用:5700円(税込)
  • 合格率:22.3%(令和1年実績)

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インフラ・ネットワークに関する資格
  • LPIC(Linux技術者認定試験)
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • AWS認定資格

LPIC (Linux技術者認定試験)

Linux技術者としての技術力を認定するIT資格。
レベル別に「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の3種類が存在する。

  • 運営元:Linux Professional Institute(LPI)
  • 試験実施日:全国の試験会場で随時実施
  • 受験費用:15000円(税込)
  • 合格率:非公開

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ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークシステムに関する、企画・要件定義・設計・構築・運用・保守業務に必要な知識を問われる試験。
ネットワークの設計担当者や管理責任者向け。

  • 運営元:IPA 情報処理推進機構
  • 試験実施日:10月
  • 受験費用:5700円(税込)
  • 合格率:14.4%(令和1年実績)

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データベーススペシャリスト試験

データベースの技術的な専門性を有することを認定するIT資格。データベースに関する企画・要件定義・開発・運用・保守に必要な知識を問われる試験。
データベースの設計担当者や管理責任者向けの資格。

  • 運営元:IPA 情報処理推進機構
  • 試験実施日:4月
  • 受験費用:5700円(税込)
  • 合格率:14.4%(令和1年実績)

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AWS認定資格

Amazon Web Services(AWS)に関する知識・スキルを測るための試験。
レベル別・カテゴリー別に計11の資格がある。

  • 運営元:Amazon
  • 試験実施日:随時
  • 受験費用:11000円〜30000円(※資格により異なる)
  • 合格率:非公開

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言語に関する資格
  • PHP技術者認定試験
  • JAVA(TM)プログラミング能力認定試験
  • Ruby技術者認定試験

PHP技術者認定試験

初級・上級とレベル別にPHPに関するプログラミング知識が問われる。

  • 運営元:PHP技術者認定機構
  • 試験実施日:随時
  • 受験費用:12000円(初級)、15000円(上級)
  • 合格率:68%(初級)、10%(上級)

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JAVA(TM)プログラミング能力認定試験

Javaに関する基礎知識とプログラムの作成能力を問う試験。
1級〜3級までレベル別で分かれている。

  • 運営元:サーティファイ 認定試験事務局
  • 試験実施日:6月・9月・1月(3級)、 6月・1月(2級)、6月(1級)
  • 受験費用:5194円(3級)、6315円(2級)、7741円(1級)

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Ruby技術者認定試験

Rubyベースのシステムを設計、開発、運用するエンジニア、Rubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える講師及びRubyを学ぶ学生などを対象とした認定試験。
シルバー・ゴールドとレベル別で分かれている。

  • 運営元:Rubyアソシエーション
  • 試験実施日:随時
  • 受験費用:16,500円(シルバー)、16,200円(ゴールド)

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資格は転職に有利になる?

資格を持っていることで、しっかりとしたスキルの証明になるため、一定の評価をしてもらえる可能性は高いです。

とはいえ、企業側が求めているのはあくまで「即戦力」としてプロダクトを作れる人材です。
そのため、資格よりもWebエンジニアとしての経験が重視されます。

これまでどんなプロジェクトやお仕事に携わってきて、その中で自分がどのような役割やアウトプットをしたのかが一目で分かる「ポートフォリオ」の準備が不可欠です。

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