面接の厳しい会社に行きましょう!
なぜならばその面接をくぐり抜けてきた優秀な仲間がそこにいるからです。
「エンジニアが足りない」と言われているこのご時世、正直仕事を選ばなければ、エンジニアが転職先や仕事に困ることはありません。
でも、できれば「もっと技術力を磨ける会社」「もっと稼げる会社」「もっと環境の良い会社」で働きたいと思うもの。
そんな人気企業には、多くの優秀なエンジニアが集まります。
面接で少ない枠を勝ち取るためには、やはり面接対策は欠かせません。
今回は、エンジニア向けに面接でつまずきやすいポイントや内定をもらうコツについてお話していきます。
技術力だけでは面接は突破できない
目次
「技術・スキルが高ければ、どこでも採用してもらえる」
そう考えるエンジニアの方もいらっしゃるかもしれませんが、技術力だけでは面接を通過することはできません。
そもそも技術力だけを評価するのであれば、ポートフォリオや作品の提出だけで十分です。
それにも関わらず、企業側が面接をするのは、書類や作品だけでは伝わらない、あなたの人柄や人間性を見たいからです。
開発はその規模が大きくなればなるほど、たくさんの人が連携しあってプロジェクトを進める必要があります。
部署やチームのメンバーとの相性があうかどうか、業務上でコミュニケーションを問題なく取れそうな人物か、といった視点で面接官はあなたをジャッジしています。
実際、人気企業であればあるほど、あまり技術力を見ないケースが多いです。
技術力は、要件を最低限満たしていればOK、それよりもその人の内面を見て合否を出すので、どんなに高いスキルを持っていても、面接でサクッとお見送りになるということは良くあるのです。
面接の流れとよくある質問内容
企業によって若干異なりますが、以下のような流れで面接が進んでいくことが多いです。
- 自己紹介・自己PR
- 志望動機・転職理由
- これまで携わった業務に関する質問
- これからどんな仕事をしていきたいか
- 逆質問
自己紹介・自己PRのポイント
これまでやってきた仕事や実績などを1〜2分程度で簡潔に話せるようにしましょう。
志望企業で活かせる経験やスキルに関連する内容・エピソードにフォーカスを当てて話すことが大切です。
冒頭の質問は、あなたの第一印象が決まるポイントでもあるので、明るく、コミュニケーションが取りやすそうな人だなと思われるような話し方を意識しましょう。
志望動機・転職理由のポイント
どうして転職しようと思ったのか、なぜうちの会社なのか、ということを問われます。
転職しようと思ったということは、多かれ少なかれ前職に不満があってのことだと思いますが、あくまで転職の理由は「よりスキルアップできる環境にいきたい」「もっとこんなことに挑戦したい」など前向きな内容を話しましょう。
自分よがりで、「私はこうなりたいです」という主張ばかりだと、「別にうちの会社でなくても良いのでは?」と思われてしまうので、それが志望している企業だからこそ実現できる。という流れにするとベターです。
「人間関係が合わなかった」「激務すぎてツラいので、もっとライフワークバランスが取れる職場で働きたかった」などの後ろ向きな理由は、それがたとえ本当の理由だとしても伝えないようにする方が無難です。
「チームと上手くコミュニケーションが取れないかもな」「時期やタイミングによっては残業をお願いする場合もあるけど、それも難しそうだな」など、採用するのにリスクがあるのでは?と面接官が懸念を抱いてしまいます。
転職理由の伝え方は、以下の記事も参考にしてください。
【例文あり】エンジニアに多い転職理由と面接でうまく伝えるコツ
これまで関わってきた業務に関する質問
これまで関わってきた業務やプロジェクトについての質問です。
ポイントは、質問の意図を理解して、簡潔にわかりやすく伝えることです。
自分のやってきた業務について、わかりやすく整理できている人は少ないです
質問の意図とはずれて、一方的に自分が話したいことを話してしまったり、1つの質問に対して長々とまとまりなく話してしまうという失敗はかなり多いので注意しましょう。
また、面接官がエンジニアではない場合もあります。
にも関わらず、エンジニア用語でマニアックな話をしてしまい、相手に何も伝わっていないという失敗も多いです。
どの程度の経験をしてきたのか、その経験が自社でも活かせそうなのか、コミュニケーションが取れるかといった点を面接官は見ています。
自社サービスの開発などの場合は特に、マーケターやディレクターなどエンジニア以外の人たちにわかりやすく説明したり、コミュニケーションをとって仕事を進めていく適性が問われます。
そういった意味でも、第3者にわかりやすく自分の仕事について語れるというスキルは非常に大切です。
「小学生が聞いても理解できるか?」そんな視点で、事前に話すことを整理しておきましょう。
これからどんな仕事をしていきたいか
「今の仕事を辞めたい」という理由は明確でも、「これからどうなっていきたいのか、どんな仕事をしたいのか」という点については曖昧という方は多いです。
面接官が知りたいのは、あなたが今の仕事を辞めたい理由ではなく、あなたが自社で活躍してくれそうな人物なのかという点です。
ですから、何がしたいのかがわからないまま、何となく面接を受けているのは、見抜かれてしまいますし、サクッと落とされてしまいます。
どんな仕事にチャレンジしたいのか、3年後・5年後どうなっていきたいのか。といった点を自分の中で明確にしておくことが非常に大切です。
ここでも志望動機や転職理由と同様に、事前に志望企業のことをしっかりと調べた上で、自分のやりたいことが志望企業だからこそ実現できるという関連性をもらせて話すようにしましょう。
面接で内定をもらうことはゴールではない
ここまで面接で内定をもらうポイントをお話ししてきましたが、内定を獲得するとはあくまで通過点にすぎません。
入社した会社で楽しく働けること、活躍できることがゴールです。
そのために、良い会社を選ぶための自分軸をしっかり整理した上で会社選定をして面接に臨みましょう。
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