自分の年収は平均と比べてどうなの?Pythonエンジニアとしてもっと年収を上げたい!という方向けに年収相場や年収アップのコツについて解説します。
また、今後もPythonの需要はあるのか、その将来性についても合わせて解説します。
Pythonエンジニアの年収相場
目次
Pythonエンジニアの年収相場は、あくまで目安にはなりますが、570万円です。
Webエンジニアが使うことが多いPHPは400〜600万円、Rubyは550万円程度が相場なので、こういったWeb系の言語と比較するとPythonの相場は若干高いと言えます。
Pythonは機械学習の他にも、数値計算や統計のライブラリが充実していることもあり、外資系や金融と行った分野で使われているケースが多く、とりわけ年収が出やすいことから高めの相場になっていると考えられます。
Pythonエンジニアが年収を上げる3つの方法
Pythonエンジニアが年収をあげるには、大きく3つの方法が考えられると思います。
- スキル・経験を磨く
- 転職する
- フリーランスとして独立する
以下で詳細を解説していきますね。
1. スキル・経験を磨く
1つ目は、スキル・経験を磨くことでPythonエンジニアとしての市場価値を高めることです。
中でもPythonエンジニアであれば、以下のスキル・経験があると転職やフリーランスとして独立する際にも有利に働きます。
- GitHub(バージョン管理ツール)を使ったプロジェクト開発経験
- 機械学習系ライブラリのNumpyを使った経験
- Pythonを使ってスクレイピングができること
- Python3を触ったことのある経験
Pythonを使う上で、Numpyやスクレイピングはかなり使う技術だったりするので、何かしら使ったこのある経験があることが望ましいです。
また、まだまだPython2で書かれているシステムが多いのですが、今後は徐々にPython3への流れになってきています。
Python2からPython3にアップデートされるにあたって仕様が大きく変わるので、先取りでPython3でプログラミングができると今後活かしやすいと思います。
また、エンジニアとしての専門スキルを磨くだけでなく、コミュニケーション能力やマネジメントといったプラスアルファの仕事力を磨くことを意識しましょう。
現在の会社で年収アップするにしても、転職するにしても、1プレイヤーとしてだけでなく、PL・PMといった立場で仕事ができたり、メンバーの採用・育成等にも貢献できる方が評価・年収は上げやすいです。
2. 転職する
2つ目は、より年収の高い会社に転職することです。
エンジニアに限らずですが、ベンチャー企業やスタートアップの企業に比べると、上場企業の方が年収は高くなりやすいです。
Pythonは、現状外資系や金融系といった大手企業で採用されているケースが多いこともあり、フリーランスよりも、転職市場での方が高い年収を期待できる可能性も高いでしょう。
また、業界規模が大きければ大きいほど、そこで動くお金も大きくなるので、儲かっている企業も多く、年収は高くなる傾向です。
年収アップを狙って転職を検討する場合には、企業規模やどれぐらいその企業が儲かっているか、というポイントを念頭において企業選びをしてみましょう。
3. フリーランスとして独立する
3つ目は、フリーランスとして独立することです。
フリーランスになると、収入が不安定になったり、エンジニアとして以外の仕事(営業や経理など)もする必要があるといった側面もあるので、メリットばかりではないですが…
Pythonエンジニアがフリーランスになった場合の年収相場は、780万~1080万です。
一方で、1案件あたりの報酬相場は、月60万円〜100万円程度と案件や経験年数によって大きく幅があります。
前述のように、Pythonを使っているのが、金融系や外資系などのしっかりした会社が多く、自社内のみで開発をしているケースが多いです。
外注していたとしても、RubyやPHP案件と比較すると、リモートではなく常駐での案件が多い点も特徴です。
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