長年SES業界に携わり、実際にフリーエンジニアとして働いてきたなかで、報酬の相場や高額案件が出る理由など知ってることを吐き出します。
※完全に僕の感覚値ですのでご了承ください
これからフリーランスへの転向を検討している方は以下の記事もご覧ください。
PHPでフリーランスになるためのスキル【この5つがあれば理想的】
PHPフリーエンジニアの案件に対する報酬相場
目次
1人のエンジニアが1日8時間働いて4万円というのが大体の相場感ですが、
フリーエンジニアが受け取る報酬相場は50万円〜70万円が相場です。
エンジニアのスキルや企業体力、案件の難易度や緊急度によっても比例する形にはなりますが、エンジニア歴3年以上であれば、90%近いエンジニアたちが上記の報酬でお仕事している状況です。
その内訳としては、ざっくりですが。
企業報酬 | 80万円 |
---|---|
エージェント手数料 | 10%〜15% |
エンジニア取り分 | 68万円〜72万円 |
が、大体の相場になります。
PHPエンジニアの年収の相場や年収アップのコツについて気になる方は、合わせてご覧ください。
おすすめのPHP案件
弊社では、フリーランスエンジニアの方へのお仕事のご紹介やキャリア支援を行なっています。
僕自身もエンジニアなので、エンジニア目線でお話や希望をお伺いした上で長期で働きやすい大手企業の案件のみをご紹介可能です。
報酬が120万円を超える案件は実在する!
残業代を含めるという前提です期待させてゴメンナサイ。。。
実際、僕も頂いことはあります、月の稼働時間が300時間以上の過酷さでしたが。
その時の、報酬は70万円で、月180時間を超えた場合に残業代が付くまぁ普通の契約でしたが、120時間も残業すると、まぁ126万円程の報酬はもらえるわけです。
ですが、過酷すぎるので年に2〜3ヶ月しかやっちゃダメだと思います、体壊しますマジで。。。
php案件では見た事ないのですが、Windows系の案件では
概要 | 某クレジットカード会社のシステム移行案件 |
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環境・言語 | Windowsサーバー / ASP.NET |
募集人材 | プロジェクトリーダー |
単価 | 120万円〜140万円 |
と言うのは見たことがあります。
下記、高額案件の方程式です。
「大手企業(東証一部規模)」×「案件の緊急度」×「難易度」= 100万超え案件
個人的にはこの公式に当てはまらないと実現しないと思います。
PHP案件の主な特徴
レバテックフリーランスの調査では、PHPの業務委託案件の割合は、Javaの30%に次ぐ20%となっており、フリーランスの中でも求人数の多い言語の一つです。
そのため、未経験向けから、経験者向けまで様々な案件があることが特徴といえます。
未経験からフリーランスになることを検討している方は以下の記事も参考にしてみてください。
未経験でもフリーランスエンジニアになれる!3つの方法をご紹介
また、PHPやRubyなどのオープン系の言語を採用している時点で、ベンチャー企業率がすごく高いです。
最近ITベンチャーへの積極的な出資が、ニュースメディアを賑わしていますが、大切な株式を放出してまで資金がほしい理由の殆どは人件費です、特にエンジニアリングが出来る人材の確保には相当予算を使います。
ただ人材不足も相まってか採用も中々厳しく、フリーエンジニアの力を借りるという企業さんが多いのが現状です。
ベンチャー企業の場合は、働き方などを柔軟に相談しやすいケースも多く、リモートや在宅での作業についても検討してもらえることがあるので、そういった希望がある方にとってもPHPはオススメの言語です。
PHPの在宅案件にはどんなものがある?【フリーランスエンジニア必見】
次に多いのが、Webの制作会社からの案件です。
お仕事を取ってきたのはいいが人材不足で回せなくなり、フリーエンジニアに発注するという流れです。
もちろん、上場企業からの案件もあります。
上場企業さんに関しては特に、フリーエンジニアだろうと転職だろうと採用の目線が高いのが特徴なので、スキルはしっかりとした面接対策が必要ですね。
エンジニアが面接でつまづきやすいポイントと内定獲得のコツを解説!
フリーエンジニアの案件選びの注意点
フリーランスになると「あの現場やばかったなぁ」とか「中身がむちゃくちゃだった」とか、過去のお仕事の苦労話を誰しも持っているもの…
実際僕もフリーで活動していた中で、カオスな現場は沢山ありました。
・納期が過去。。。
・PHPでオブジェクト指向(class)を使ってはいけない。。。
・ページごとに開発言語が違う。。。
などなど、今となっては笑いのネタにしかならない苦労話があります。
最後に、フリーエンジニアが避けるべき(注意すべき)案件の特徴についてもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
1. PM・PL募集
これは意外だとか思う方も多いかもしれないですが、僕からしてみるとプロジェクトマネージャーもいないで、よくプロジェクトが回ってるな。。。って思います。
特に、キックオフ後のプロジェクトに関してのPM・ML募集は、かなりキケンだと思っていいかもです。
大抵の場合は、前任者がバックれたか、病気か。。。営業マンやディレクターのみでプロジェクトがスタート切ってしまったとかですね。
ですがというか、「なので」結構単金はいいです、稼ぎたい方には持って来いかもしれないですね、その際はなるべく短期をおすすめします。
2. 社内にエンジニアがいない現場
これも何かとキケンですね、爆弾だらけだと思ってもいいかもです。
端から端まで全て任されます、root権限なんて当たり前、サーバーの契約からドメインの契約まで全てやらされます。6ヶ月後には晴れて、「バルス」という呪文が身についています。
ですが、裏を返せば本当の意味で全体が見渡せるので、スキルアップにはお勧めです、
そして、なるべく自社サービスに力を入れている会社を選ぶのがコツですねぇ。
3. 商流が深い
言うまでもなく、金銭的リスクが高いですね。
エンジニアは特に営業が苦手な人が多いので、営業さんの口車に乗せられて、参入してしまうケースも多々あります。
とは言え、エンジニアは営業のプロでないのでアウトソースするのは正しい判断だと思いますので、良い営業マンを見つけることがフリーでやっていくための最大のコツかもしれませんね。
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